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みなさまは【膜】と聞いて、からだのどの部分をイメージしますか?
一般の方は膜と聞いたからといって、からだのどの部分をイメージするのかは難しいと思います。
そして、からだには沢山の膜が存在します。
骨間膜、腸間膜、腹膜、横隔膜(※厳密にはこれは筋肉)など。
もちろん、どの膜も自分のからだをサポートするに当たって大事なのですが、今回はその中でも特に重要な【硬膜】(こうまく)についてお話していきたいと思います。
当院はカイロプラクティック院なので、もちろん【骨の歪み】を整える事に重きを置きますが、実はそれと同等にこの【硬膜の緊張やねじれ】を緩める事も重要視しております。
この記事では硬膜の役割、硬膜が緊張するとどうなるのか?、具体的な対策、当院の特徴、これらについて分かりやすくお話させて頂きます。
この記事が今もなにかしらの辛い症状でお困りの方の一助になれば幸いです。
硬膜ってなに?
硬膜(こうまく)とは脳と脊髄を包んでいる膜になります。
脳と脊髄を包んでいる膜は他にも存在し、硬膜、くも膜、軟膜の3層で構成されています。
硬膜は非常に丈夫な膜であり、脳と脊髄を周囲の組織と分けることによって外傷や感染症などから身を守る役割をしています。
脳を包んでいる硬膜が脳硬膜、脊髄を包んでいる硬膜が脊髄硬膜になります。

この硬膜の大事なところは脳と脊髄を包んでいる、つまり【中枢神経】を保護しているという事です。
中枢という言葉がつけられているように、この神経は【からだの真ん中にある一番大事な神経】ということです。
中枢神経は脳と脊髄から出来ており、大きく分けて役割は以下の2つです。
①全身から集まってきた沢山の情報を【考えて】【判断し】【最適にまとめる】
②呼吸、消化、発汗、ホルモンバランスなどの調節を的確に指示を出す。
上記の活動は人が生きていくためには必ず必要なことです。
しかし、硬膜の動きがなにかしらの理由で固くなって緊張してしまうと、この働きが鈍くなります。
かんたんに説明しますと、自律神経が乱れて交感神経が活発になりすぎることで、心身の緊張が強くなってしまいます。
自律神経は交感神経と副交感神経とでわかれており、健康であれば一日をとおしてシーソーの動きのように順番に活動が変わります。
このシーソーの動きのような神経活動にエラーが起きるという事です。
※より詳しく知りたい方はこちらをクリック

なので、硬膜の動きが固くなってしまった場合には緩めてあげる必要があります。
カイロプラクティックで自律神経の改善も期待できますが、それだけでは足りない部分もあるのです。
そして、経験としてアジャストメントに付随して硬膜を緩めてあげるほうが、身体の調子が早く良くなる方が多い気がします。
そして硬膜をゆるめると脳脊髄液の流れもよくなります。
※ホームページ内の脳脊髄液(CSF)とは?を参照
硬膜に対する当院のアプローチ
硬膜に対しての当院のアプローチ法はアジャストメントとCST(頭蓋仙骨療法)となります。
分かりやすくいえば【骨の問題はカイロプラクティック】、【膜の問題はCST】という具合になります。
骨と膜のどちらかの問題だけ解決するのではなく、両方の視点から施術を行う事がとても大事なのだと当院ではつよく感じております。
とても繊細な手あてによって行うため、痛みは全く感じませんし、施術中についウトウトして眠りに落ちる方もおられます。
ホームページ内にも記載させて頂いておりますが、わずか5gの刺激でCSTをおこなっていきます。
なにかしらお身体の不調をお持ちの方は、どうぞお気軽にご連絡ください。

黄(ファン)のプロフィール
カイロプラクティック業界に携わり15年目になります。
これまで名古屋のカイロプラクティック専門学校、サンフランシスコへ解剖研修留学、大阪のカイロプラクティック専門学校(現在は閉校)を卒業し国際基準であるカイロプラクティック理学士(Bachelor of Chiropractic Science)を取得。
現在も様々なセミナーを受講し続けております。
「人が良くなるとはどういうことか?」を常に追求し続けるため、そして【日本に正しいカイロプラクティック】を普及する為に地元春日井にて「イネイトカイロプラクティックオフィス」を開院。
気になることがありましたらお気軽にコメントください。
質問が苦手という方はInstagramのDMでも構いませんので、ご遠慮なくどうぞ。
※カイロプラクティックについて知りたい方はこちらをどうぞ→【カイロプラクティックと整体の違い】
硬膜についての他の情報はこちらをクリック