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肩こりがひどくて、いつも頭が重い。
マッサージに行ってもその場だけで、次の日にはまた痛い。
整骨院ではバキバキ鳴らされて、逆に具合が悪くなった。
そして、気づけば市販薬を飲んでなんとかごまかす毎日──。
そんな辛い肩こり。
そして、肩こりと言えど、原因はたくさん存在します。
さらに、皆さんに共通しているのは、「原因がわからないことへの不安」です。
当院には、いろんな症状をお持ちの方が来院されます。
そんな中でも、肩こりは沢山の方が症状として訴えられてきます。
今回は、そんな肩こりに対して【なるべく】薬を使わず楽になる方法をお伝えさせて頂きます。
そもそも、肩こりって何?
肩こりを【病気】として解釈されている方がいらっしゃいますが、肩こりは病気ではなく【症状】となります。
正式名称としましては頚肩腕症候群(けいけんわんしょうこうぐん)と呼びます。
漢字の通り首肩、背中、肩甲骨や腕にかけてのだるさや痛み、そしてどこかしら、その部位を動かすと痛みが生じるなどが特徴です。
ひどい肩こりになると吐き気、頭痛、目の疲れなどを引き起こすこともしばしばあるのが肩こりのポイントです。
これらの肩こりには画像診断でも異常が見られないことが多く、原因不明と言われることも多々あります。
肩こりの原因
はじめにお伝えさせて頂きましたが、肩こりの原因はたくさん存在します。
肩こりのつらさは、周りに理解されにくいものです。
でも、あなたが感じている不調には、ちゃんとした理由があるんです。
実は原因は大きく3つに分けられるんです。
①姿勢不良

デスクワークや立ち仕事、その他の日常生活での姿勢不良によって肩こりが引き起こされる場合があります。
例えば、体重50kg の方の頭の重さは5kgと言われており、まっすぐ良い姿勢でいると、肩全体に水平に頭の負担が乗る。
なので、この状態ではあまり肩こりを感じにくくなるわけです。。
しかし、問題は姿勢不良。
たとえばスマホを見たりして2.5cm首が前のめりになったとします。
なんとこの時、この5kg の負担は首に10kg の負荷となるのです。
さらに5cm 前のめりになれば10㎏が15kg になりますが、スマホを見る際に約60 °cほど前に首を傾けると、なんと約33㎏ ほどの負担が首に乗ることになります。
この重さは、おおよそ小学生3年生の体重となり、これが首にずっしり乗ってる。
なので、姿勢不良は肩こりを感じやすくなるんですね。
②内臓の不調

こちらに関しては知られない方が多いですが、実は内臓の不調も肩こりには関係します。
例えば肝臓や心臓、肺の問題もそうです。
腹痛から肩こりを訴える方も少なくありません。
なので、肩がこった時に肩ばかり触るのではなく、内臓の状態に目を向ける事も大事なこととなります。
③神経系のエラー

そもそも、なぜマッサージをして肩こりがぶり返すのでしょうか?
一時的に緩んだように感じても、数時間後には戻ってしまうという方が当意にもたくさん来られます。
実はこれ、その場は緩みますけども、【筋肉の誤作動】が取れていないと、肩がまた再発することがポイントなんです。
一度立ち止まって考えて頂きたい。
筋肉が凝ることで肩が凝るという表現をしますが、そもそも、その肩を動かしているのは実は神経だということ。
なので首や背骨の神経系に問題が生じると、結果的に肩が動かしづらくなったりして固くなったりします。
マッサージで一時的に気持ちよくなっても、
それは冷えたお風呂にお湯をかけてごまかしてるだけかもしれません。
大切なのは、お風呂そのものを温め直す=身体の中の仕組みを整えること。
神経を“整える”という選択肢を知っていますか?
当院のアプローチは、ただ骨格を整えるのではなく、
「神経の伝達効率を高める施術」にも着目して施術をさせて頂いております。
代表的なものは以下。
- 背骨や姿勢不良ばかりではなく、そもそもの姿勢に関連する中枢(脳)の評価。
- 固有受容器(関節・筋肉など)からのフィードバック再構築。
- 交感神経の過緊張を抑える痛みのないソフトな施術。
これらを組み合わせて、「力が入る/抜ける」をコントロールできる体に戻す。
その結果、「肩が楽になった」と言われる方がほとんどです。
実際にあったケース(50代女性/事務職)
「整骨院を何カ所か回ったけど、全然変わらなかったんです」
という50代女性が来院されました。
✔ 猫背を治そうと、無理なボキボキ整体によって発汗異常が出た。(冷や汗)
✔ 寝起きの頭痛でロキソニンをたまに服用。
✔ 高額な寝具を勧められ、セミナーの勧誘がしつこい。
①→ 検査では、首の筋緊張の他に下部頚椎の可動性亢進(動きすぎ)さらに骨盤部の連動不全を検出。
②→アジャストメント、および全身の調整
③→ 3回目の施術で「朝起きたときの頭痛がゼロ」に。
④→ その後は薬なしで継続中。
このように、症状ばかりにフォーカスするのではなく、“統合的な身体の使い方”を再学習すること。
これが大事だと当院は感じます。
5秒でできるセルフケア:まずは“力を抜く感覚”を取り戻そう
かんたんに家でできることとして、まず「緊張を抜く」練習をしてみてください。
- 椅子に浅く座り、背もたれにもたれる
- 両肩にギューッと5秒間力を入れる
- スッと一気に脱力(息をフーっと吐きながら)
この“力を抜く”感覚が、意外と難しいんです。
だからこそ、脳と神経に「抜いていいんだよ」と再教育するのが第一歩。
最後に:あなたの肩こりには、意味がある
薬で抑えて、マッサージでごまかして、
それでも治らないとしたら──
それは「あなたの身体が、もっと深い声を上げている」というサインかもしれません。
肩こりは、身体のSOS。
でも、それは「壊れてる」んじゃない。
「正しく動き方を忘れているだけ」なんです。
「どうにかしたいけど、何を選べばいいかわからない」
そんなときは、一度ご相談ください。
あなたの身体の声を、丁寧に一緒に聴いていきます。
カイロプラクティックについて細かく知りたい方はこちらのコラムをどうぞ→【カイロプラクティックとは】
肩こりについての他の説明はこちら