こんにちは、イネイトカイロプラクティックオフィスです。
今回はよくお話を伺う症状の一つ【イライラ】についてお話させて頂きます。
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Toggle■なんだかイライラする
「なんでこんなにイライラするんだろう」
「ちょっとしたことでキレる自分が嫌い」
「なんで私は、こんなに心が狭いんだろう」
たまに、そんな日がありますよね?
些細なことでカッとなる。
イライラして家族にあたってしまう。
感情のコントロールができず、自己嫌悪に陥る。
でもそれ、もしかしたら“あなたの性格の問題”ではなく、
神経の興奮状態が原因かもしれません。
■ 神経の誤作動が起こす「感情の暴走」
イライラは、単なる“心の弱さ”ではありません。
神経学的には「脳幹(のうかん)」という領域が過剰に興奮している状態の可能性があります。
脳幹とは、呼吸・心拍・血圧などをコントロールする“生命維持の司令塔”であり、
同時に感情や防御反応を担う中枢でもあります。
とくに問題になるのは、ストレスが継続したとき。
- 不安
- 焦り
- 緊張
- 怒り
- 攻撃的衝動
こうした反応が、「脳幹の興奮」として全身に波及していくことがあるのです。
■ 自律神経と感情は連動している
脳幹の中には、自律神経の中枢である「延髄」「橋」「中脳」という器官が含まれています。
このうち、交感神経の暴走が起こると、
- 呼吸が浅く速くなる
- 心拍数が上がる
- 筋肉が緊張する(とくに首・肩・腰まわり)
- 思考が狭くなる
- ちょっとした刺激に「過敏」に反応してしまう
これが、慢性的な“イライラ体質”につながっている可能性があるんです。
■ 解決の糸口は、「神経を整える」という発想
メンタルを整える方法は、カウンセリングや気合だけではありません。
感情をコントロールできるようになるには、まず「脳幹の興奮」を鎮めることが大切だと当院は考えます。
たとえば当院では、以下のようなアプローチを行っています。
▼ 当院の神経調整アプローチ(一部)
- 頭蓋リズムと脳幹機能の調整
└ 脳脊髄液の流れを促進し、延髄〜橋にかけての過緊張を緩和します。 - 感覚神経と運動神経のフィードバック再構築
└ 頭部や体幹からの入力を通じて網様体という部分の安定化を目指します。 - 迷走神経(副交感神経)への刺激
└ 顎・首・横隔膜などへのアプローチで副交感神経系優位へと導いていきます。
これらの施術は、ただの“リラックス”ではなく、
神経の誤作動を根本から落ち着かせることを目指しています。
■ 実際に変化を実感された方の声
- 理由のないイライラが落ち着いてきたように感じた
- 心がざわつかなくなってきたと実感される方も多いです
- 呼吸が深くなり、感情の起伏が穏やかになっていく感覚があったとの声もあります
- 周囲に優しく接することが自然とできるようになったという声もありました
「性格の問題だと思っていたことが、神経だったなんて…」
そんな驚きの声を、これまでにたくさんいただいてきました。
■性格ではなく、機能に目を向けましょう
イライラしやすいのは、決して性格のだけだけではありません。
ただ、脳幹という防御システムが少し過敏になっているだけかもしれません。
心と体は、すべて神経でつながっています。
だからこそ、心に余裕を持ちたいときには、まず神経からケアしてみるのも一つの方法です。
▽ 状態を改善するために
当院では、症状の奥にある「神経の誤作動」に注目し、
ただ“気分を落ち着ける”だけではなく、構造的な神経調整によって根本的な改善を目指しています。
もしあなたが、
「自分を責めるのをやめたい」
「もっと穏やかな自分でいたい」
そんな風に感じているなら──
まずは“神経”という視点を知ることから、優しく始めてみませんか?
【まとめ】
- イライラの正体は、脳幹の興奮による過剰反応かもしれません
- 性格や気合の問題ではなく、神経的な背景がある場合もあります
- 神経の誤作動は、調整していくことが可能です
- 心がつらいときこそ、「体から整えるメンタルケア」という選択肢を知ってみてほしいです
自律神経について知りたい方は以下のコラムをご参考にしてください。