日本に3%しか存在しない

春日井市のWHO基準
カイロプラクティック院

お電話

0568-83-7710

住所

春日井市中央通1丁目94駅前第一協同ビル2F

今回は「心理的ストレスと自律神経」についてお話させて頂きたいと思います。

この記事はこんな方にお勧めです。

・自律神経について知りたい。

・ストレスから身を守りたい。

・今より健康になりたい。

上記項目に当てはまる方にはとても有益な情報となっております。

どうぞ最後まで一読いただければ幸いです。

さて、前回は自律神経とカイロプラクティックについてご説明させて頂きました。

そして、前回はブログの最後に「自律神経失調症」というキーワードが出てきました。

この自律神経失調症というものが引き起こす症状は多岐にわたります。

そして、症状を訴える方のお話をお伺いしていると日常生活の「ストレス」を訴えられる方が本当に多くいらっしゃいます。

今回はそのストレスが身体に加わり自律神経系に影響を及ぼした際に、どんな影響が出るのか具体的にお話していきたいと思います。

すこし専門的なお話も出てきますが、なるべく簡潔にご説明させて頂きます。

前回のコラムでお伝えさせて頂いた部分とも重なりますが、心理的ストレスに対して、自律神経は身体を“闘争か逃走か”のどちらかに身体の状態を準備させます。

そして“ストレス”というものが一定量の負荷で心身にかかった際、交感神経が活発になります。

適度なストレスであれば自律神経活動は正常に行われます。

交感神経に関与しているノルアドレナリンとアドレナリンは周期的に規則正しく活動しています。

これらの活動は午前3時頃に最低となり、午前9時のピークに向かって急増する傾向が見られます。

睡眠中には交感神経の活動が低下しますが、睡眠中に覚醒してしまうと再び交感神経の活動が活発になったりもします。

一般的に睡眠から覚醒すると交感神経による筋肉の活動は2倍増加すると言われており、そして寝ている姿勢から立った姿勢にするとさらに2倍に増えるとされています。

スポーツを行ったり、傷みを感じたり、外気の冷えを感じたりした際にも、交感神経は劇的に増加します。

おおよそこの様な流れで交感神経は正常に活動します。

しかし正常に活動しないと少し厄介なことになります。

交感神経が活発になると副交感神経が抑制され、副交感神経が活発になると交感神経が抑制されます。

これらのバランスが崩れ、交感神経優位になった際、心身ともに様々な不調を引き起こすわけです。

いくつかありますが、わかりやすくまとめると以下になります。

・発汗異常

・心疾患

・消化器の問題

・心身症

順にご説明させて頂きます。

「発汗異常」

交感神経が過度に刺激されますとまずは骨格筋(筋肉)の血管が収縮します。

これにより手足の末端までの血流が制限されます。

皮膚に分布する交感神経も血管を収縮させコリン作動性交感神経というものを介して汗腺を刺激します。

このように皮膚に対する交感神経の経路が活発になりすぎると汗をかくようになり顔も赤くなります。

※冷や汗をかく、という理屈はこれです。

「心疾患」

精神的なストレスは様々な要因により心臓に悪影響を及ぼします。

ストレスにより副交感神経が抑制され交感神経の活動が活発になる為、心拍数が増加します。

ストレスというものは常に血圧を上昇させる作用があります。

そうなってしまうと心拍数や血圧、筋肉の酸素消費量を増やします。

結果として心臓に負担をかけてしまい、人によっては不整脈が発症したり狭心症になってしまう可能性もあります。

急性の心臓障害は日頃の慢性的なストレスに高血圧が合併しているとさらに悪化するとも言われています。

「消化器の問題」

梅干を想像するとよだれが出ますよね?

このことをイメージしてもらうと非常に分かりやすいのですが、食物を連想した際に唾液が分泌され胃の状態が活発に動き胃酸が分泌されます。

正常であればこの様な働きになるのですが、ストレスにより交感神経が活発になりすぎると胃腸の運動が抑制されてしまいます。

胃液もあまり分泌されなくなり、唾液も出ず、口の中が乾きやすくなります。

下痢や腹部の不快感も現れやすくなります。

「心身症」

自律神経の不調というのは本当に範囲が広いです。

温度感、心臓の問題、悪心や腹痛、下痢、便秘などは、ほぼすべて自律神経性ストレス反応の結果だと言えます。

そして心身症の特徴の一つとして、自宅では症状もなく安定しているのですが、外出した時や特定の場所に行くと上記のような症状を引き起こしてしまうという事があります。

社会的な立場や何かしらの拘束から逃れようにも逃れられないときに人はストレスを感じやすくなります。

精神的なストレスがあまりにも長く続くと血管迷走神経反応というものが起きます。

この反応が起こるときは感情的なストレスが多く、身体も疲れやすくなります。

自律神経失調症と言えど本当に原因は多岐にわたり、対応も様々です。

現在も情報過多の世の中でただでさえ疲れやすい状態に皆様はおられます。

長く健康的な生活をしていくためにも「疲れたら素直に休む」

という考えが非常に重要だなと感じます。

自律神経の問題やその他お身体に関してのお悩みをお持ちの方は一度お気軽にご連絡いただければ幸いです。

Recent Post

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

上部へスクロール