健康意識の高い方でストレッチを頑張る方がおられます。
自分で身体を良い状態にしようという意識はとても素晴らしいと感じます。
しかし、ストレッチで身体が良い状態になるかどうかというのは「ストレッチの種類とその状況による」という事です。
たまに間違ったストレッチをやりすぎて首や腰などを痛める方がおられます。
健康の為におこなった作業でケガをしてしまうのはとても悲しいことです。
しかし、それも仕方がないことだと思います。
アスリートの方ならご存じだと思いますが、実はストレッチにはいくつか種類があります。
いくつかの種類を使い分ける事で運動パフォーマンスが上がったり、運動後のケアに役立てる事ができます。
ですが一般の方はストレッチの種類や詳しい方法などを知らないという方が非常に多いです。
(ストレッチをしたいけど詳しいやり方がわからない)
この様に感じている方が多いです。
しかし、心配ありません。
今回はストレッチの具体的な種類と方法についてお話させて頂きます。
この記事をご覧になって自分の状況に合うストレッチを見つけて頂ければ幸いです。
まずは「ストレッチ」の説明からさせていただきます。
【ストレッチとは】
ストレッチとは筋肉を部分的に引っ張って伸ばし、柔軟性を与える事を指します。
(※この記事では筋膜と栄養の関係性については割愛します)
身体の状態を為つためにも重要な作業ですか、筋肉以外にも関節の可動域を改善しやすくしてくれます。
それ以外にも、呼吸を整えたりリラックスする効果もあります。
そして先ほどお話したようにストレッチには種類があります。
このいくつかのストレッチを状況に応じて行う必要があるということです。
それを意識するだけで、だいぶ柔軟性やパフォーマンスも部分にも変化が出てきます。
大きく分けると以下になります。
・静的(スタティック)ストレッチ
・動的(ダイナミック)ストレッチ
・パッシブストレッチ
・バリスティックストレッチ
・PNF
上記に挙げたように、実はストレッチにもたくさん種類が存在します。
順に各ストレッチの特徴について説明していきます。
「静的ストレッチ」
静的ストレッチは身体を動かさずにゆっくりと行うストレッチになります。
特徴としては、大きな動きも反動も起こさず呼吸を意識して行います。
他にも筋肉を伸ばす以外に呼吸も整えてくれる効果があるのでリラックス作用もあります。
このストレッチは運動後のクールダウンで行われることが多く、運動前にあまり多く行う事はありません。
とある研究は運動前に静的ストレッチをあまり行うと、筋肉の出力が低下して運動パフォーマンスが下がるというデータも存在します。
なので運動前には長く静的ストレッチを行うのではなく、軽く行う程度でいいと思います。
【動的ストレッチ】
動的ストレッチは静的ストレッチと違って身体を大きく動かしながら行うストレッチになります。
筋肉を刺激しながら勢いをつける事で心拍数を上げていきます。
なので運動前のケガの予防やパフォーマンスアップに最適です。
なので朝にラジオ体操を行うという事は健康面でも非常に良いことだと思います。
【パッシブストレッチ】
パッシブストレッチは自分一人で行うのではなく、トレーナーなどによって他動的に行うストレッチになります。
それ以外にも床や壁も使用できます。
このストレッチは柔軟性や可動域の向上に役立ちます。
もう一つの利点としては、一人でストレッチを出来ない方が出来るという事です。
【バリスティックストレッチ】
バリスティックストレッチの特徴としては「反動をつけながら行う」という事です。
学生時代に体育の前に行った「アキレス腱ストレッチ」の様なイメージになります。
あのように、「いちに、いちに、」とリズミカルに動いて行うストレッチになります。
ほかにも座って開脚して身体を前後に揺らしたり、立って前屈して行うやり方もあります。
しかし、このストレッチはあまりお勧めされておりません。
なぜなら、逆に筋肉が硬くなる可能性があり、最悪の場合には痛めてしまう事がありからです。
あまりにも強い反動で行うと筋肉が過度に刺激されます。
結果として「伸張反射」という反射を引き起こします。
これはかえって反動で筋肉が収縮してしまうことになります。
実はこのストレッチで痛める方が非常に多いのです。
特に小児などの成長期の段階の子供が行う際には注意が必要です。
張り切って無理をして筋肉や関節を痛めてしまうのです。
なので、このストレッチはあまりお勧めしません。
【PNF】
PNFは施術者がいる事で成り立つ手法になります。
これは本来ストレッチを行う目的としては使用されておりません。
しかし可動域の向上や疼痛緩和などから、ストレッチと同じような効果が望めます。
これまで説明したように、ストレッチと言えど状況に応じて使い分ける必要があります。
しっかりと状況にお応じて使い分けられるからこそケガの予防やパフォーマンスの向上が見込めます。
ご自身の状況に応じて、正しいストレッチの選択を行っていただければ幸いです。
そして、カイロプラクティックケアと併用して頂ければとおもいます。
カイロプラクティックについては下記を参考にしていただければ幸いです。